自然環境、作業効率。要望を伝えたら
あとは信頼して提案を待ちます。
- 飯豊町
- きゅうり、おかひじき、花壇苗農家
- 厚母 稔さん
パイプハウスでのお客様の作業効率、
収益性をあげるためには生の声が大切です。
厚母様からどういうハウスが欲しいのかをよくお聞きしないと見積は出せません。しっかりお話を伺って、どんなパイプで角度はどう曲げるか、どんな金具を使用するか、お客様の作業効率と収益性をあげるためには生の声がとても大切だと思っています。
私もカミさんも東京で、山形には親戚も誰もいないんですよ。2000年に結婚して、2001年に八王子から飯豊に来ました。きっかけは、会社員をやっていたんですが結構きつい仕事で、身体的にもこのままでいいのかと思っていました。農業のように自分で作るものがやりたいと思って探しているうちに、東京で「田舎に住んで農業しませんか」みたいなフェアに行きました。どこのブースに行っても「難しいよ」って言うんですけど、飯豊のブースの人だけが「大丈夫だ。一緒にやろう」って言ってくれたので、Iターンでここに来ました。
研修独立まで国の制度を使って、研修先の人のおかげでスムーズに独立できました。あそこに見えているパイプハウスは、全然違う場所にあったんですけど、自分で組み立てるならと、その方からいただいたんです。プロから見たら違うとかいろいろあるかもしれないですが、自分で組み立てたんですよ。今、きゅうり作っていますけど、それが最初です。農業を始めた当初は花壇苗をやっていたのですが、今はきゅうりが主でおかひじきと花壇苗を作っています。
3年くらい前に見積をお願いしました。やはり、ここは雪と風があるので強度ですよね、そのあたりの話を聞かせてもらったのが丸石産業とのきっかけですね。価格はおさえたいけど、いかに丈夫かと雪、風の対策とか、いろいろ相談しました。「飯豊の雪と風、知っていますよね⁈」って言ってね。技術的なことはわからないから、パイプの角度とか太さとか、お任せするしかないので、「あとは大丈夫だよね」って信頼して言うだけです。
パイプハウスはオーダーメイドなんですね。やはり心づもりがありますから、その中で作業効率とか自然環境のことを含めて要望を伝えます。県の補助事業を活用したいので、納期など、本当にいろいろとお話させていただきます。私的には、最初の経験から自分で作ったやり方が安心できるから、オーソドックスなパイプハウスがいいと思っているので、それに対して、強度とか、いろいろと提案していただいています。